ｸｲｰﾝ･ｴﾘｻﾞﾍﾞｽ･ﾊﾟｰｸ 植物園(左のﾄﾞｰﾑ)の広場
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行きの飛行機の記憶は殆ど無い。時差が有るから日付は変らないけど、夕方出発して到着時の
バンクーバーは朝になるため一晩飛行機の中で過ごしたような錯覚に陥る。日本時間でいえば夕
方発、深夜到着。
オクサンと二人着陸まで一年ぶりの景色に見入った。きらきら輝く海面。霞の中のバンクーバー
市街地。スタジアム、ホテルバンクーバー等どれも懐かしい景色。
正直オクサンとは２度と旅行に行けないと思った事もあった。（オクサン病気のため）それだけに、
バンクーバーを一年前に離陸してから今日着くまでの思い出が走馬灯の様に過ぎった。
飛行機は定刻どおりバンクーバー国際空港へ着陸。
出口で現地ツアー会社の担当者に声を掛けられた。他の客とロビーで待ち合わせ。我々含め５グ
ループだった。一緒だったのは半日だけの市内ツアーだから他の人たちとは顔を覚える前に解散。
今では殆ど印象に残って居ない。
全員が集合しバスで「クイーン・エリザベス・パーク」へ。空港から公園までの道は昨年も通った
道。天気が昨年は雨、今年は快晴、昨年見た印象と全然違って見えた。
公園では１時間程の自由行動。この公園はバンクーバー市内で一番の高台に有りダウンタウン
を見晴らす事が出来る。園内には、昔の石切り場の跡地、植物園が有る。手入れの行き届いた公
園は綺麗だった。ただ和風と言っていた庭園は中国風の様な気もしたが･････。
再びバスで市内観光へ。
チャイナタウンの街頭は朱色に統一されていた。縁起を担いでの色彩らしい。日本での中華街も
朱色が基調になっている。北米最大の規模を誇るとの事だったが横浜の中華街の方が人通りも多
いしもっと活気があるような気がした。この中華街、夜の観光客の散策は自粛するようガイドさんか
ら注意があった。
パウエル通りは寂れた通りだが、第二次世界大戦開戦前は日本人街で、栄えた通りらしい。今
では往年をを偲び「パウエル祭り」というものを年に一回行っている。
バスが通過したときは教会の前で貧しい人にトラックに山積みにした食料の配給をしていた。
蒸気時計は去年は故障していて動いていなかったが今年はちゃんと時を刻んでいた。
トーテムポール公園は快晴の空の下気持ちが良かった。公園の緑の芝がまぶしかった。昨年は
雨の中の訪問、天気が違うとこんなに印象が変るものかと思った。
その後、同じスタンレーパーク内のプロスペクト・ポイントへ。ライオンズ・ゲートブリッジの傍らに有
りノースバンクーバーとの海峡を望むポイント。清々しい景色を眺める事ができる。バイオリンを弾い
ている人がいて、ＢＧＭのせいで旅番組に出演しているような気分に浸ってしまった。
市内観光はこれでおしまい、あとはお決まりのパターンでＤＦＳへ。１５：００ごろホテルチェックイ
ン。
旅の疲れもあり昼寝をした。起きた時はもう夕方になっていた。
近所のマクドナルドでハンバーガーのセットを買ってきて部屋で夕食。海外のマックには色々な思
い出があるがおかげさまで今では一人で買い物が出来るまでに成長した。
２１：００ごろオクサンと二人ホテルを出発してスカイトレイン、シーバスを乗り継いでノースバンク
ーバロンズデール・キーへ。一年前小雨の中見たダウンタウンの夜景を思い出しながら向かった。
出た時間が遅かったおかげでトランジットチケットが安くなっていた。ガイドブックによると平日１８：３
０以降、休日はオールゾーン９０分Ｃ＄２になる。
天気が良かったのでダウンタウンの明かりが鮮明に見えた。、寒さをさほど感じるわけでもなく夜
景を見ることが出来た。
「去年は雨が降っていたから、視界も悪く、寒かったな〜」
ダウンタウンの夜景を見ながらこの一年間の出来事を振り返ってしまった。
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