2001 Canada 旅日記

2001年10月17日


案内表示は17:00発の表示
 待ちに待った新婚旅行出発の日がやってきた。我々夫婦にとって今回の旅行は挙式や新婚旅行
という目的が一番と言うより「カナダに旅行をする」と言うのが一番の目的になっていた。私の仕事
柄、長期の休みはほとんど期待できない。新婚旅行という大義名分でもないとなかなか長期の休
みが取れない実態がある。
 まあ、事情は事情としていよいよ、カナダに旅立つ日はやってきた。
 正午ごろ自宅を出発した。
 1ヶ月ほど前に発生した「NY同時多発テロ」の影響でセキュリティーが厳しくなって、各種手続き
に時間がかかっているので早めの行動をするようにと、旅行会社の担当者から注意があったため
早めの行動を心がけた。
 空港には13:00ごろ到着し「JTB」のカウンターで手続きを済ませ、時間まで空港内をプラプラし
ながら必要なものを買い込んだ。
 その後は喫茶店でのんびり。出国手続きは予想に反してスムーズに済んだ。おかげで搭乗ゲー
トの前で2時間も待つことになった。挙句の果てには飛行機の到着が遅れそのあおりで出発時間
が遅くなりさらに待つことになった。
 やっとの事で搭乗開始 30分遅れ。
 そこでまたまた新展開。なんと搭乗ゲートを通過した後、桟橋の所でいきなり手荷物検査。なんだ
かんだで小一時間遅れで飛行機は約8時間のフライトにテイクオフした。暗くなった窓の景色を眺め
ながらい「よいよ出発したんだな〜」と感傷的になった。
 長いフライトで窮屈な思いをするのかと思えば、エアカナダのシートは2列4列2列の並びで結構ゆ
ったりしている。おまけに例のテロ攻撃の影響で機内はガラガラ。人の座っているのは両サイドの2
列だけ。中央の4列シートは肘掛を上げてベットにして横になっている人がちらほらと。我々の隣の
シートにも白人のオジサンが豹のぬいぐるみの枕を持参してきて横になっていた。
 程なく機内での夕食。客も少ないからサービスも十分に受けられ、満足のいく食事を楽しんだ。隣
のオジサンは箸を器用に使いこなしながら食事をしていた。しばらくすると立ち上がってスチワーデ
スさんに余っている食事をせびっていた。
 この飛行機各席にモニターは着いていないのでゲームをすることも出来ない。本を読んでいたらう
とうとしてきた。
 寝ぼけていたから定かではないが飛行機はものすごく揺れたと思う。気流にもまれて飛行機が揺
れるたびに墜落する錯覚に陥った。
 一眠りをして起きると、朝食の時間。ブラインドが下がりっぱなしで外の様子がわからないから時
計だけが頼り。もう一度10月17日の朝を迎えることに。オクサンがブラインドを開けた。外の光がも
の凄く眩しかった。
 程なくすると周りの人たちもブラインドを上げ始めた。そこには朝焼けに光り輝く島々の景色が飛
び込んできた。
 その後バンクーバー市内が見えてきた。紅葉に色どられた景色を見ながら、その新鮮な美しさに
見入ってしまった。あのカナダのメイプルリーフの国旗そのもののイメージ。
 今でもよくわからないのがバンクーバー空港はダウンタウンの南に位置している。右手にダウンタ
ウンが見えたと言うことは飛行機は東側から空港に回りこんだと言うことのようなのだけど。飛行機
は日本からだから西からと言うことになるのに。着陸のためにそういうコースをたどっただけなんだ
ろうけど。不思議でしょうがなかったが・・・・・(この疑問は次回訪問で解決する)
 いよいよカナダ到着。入国審査へ向かった。客が少ないからスムーズに通過出来るとおもってい
たら、間違えてカナダ人専用の列に並んでしまった。我々の前に居た女の人(飛行機では前列に
座っていた。ダンナサンはカナダ人みたい)に日本語で「こっちはカナダ人専用ですよ。」と教えられ
た。教えられた外国人の列を見たら行列が出来ていた。あわててサンキューとありがとうを連呼し
て教えられた列へ。
 少々待ったけど、審査はスムーズに済み、旅行会社の現地スタッフとも無事合流。コネクションの
要領を教えてもらって10分程でさようなら。空港使用税の免除手続きとかいろいろしなければいけ
ないと教えられ。13:30発まで十分すぎるほど時間があったけどファーストフードでコーヒー1杯飲ん
でとっとと搭乗口へ。
 国内線搭乗のためカナダ国内での初めてのセキュリティーチェック(手荷物・身体検査・尋問)を
受けた。下敷きに日本語で「この荷物は自分で荷造りをしたのか。」「どこかで他人に荷物を預けた
か。」「どこかに荷物を放置したか。」全て「NO!」で返事。女性の係官がビデオカメラを指さして何
か言っている。電気製品やカメラは作動確認をしている。知らなかったものだから何を言われている
のか解らずてこづった。相手が「リパワー」を連呼。やっと理解できてセキュリティー通過。
 長い待ち時間を経てやっと搭乗。トロントへ一直線。
 シートは中央の列。残念ながら景色を見ることは出来なかった。国際線とは違い国内線は満席だ
った。
 本日最後、5食目の食事を機内で。
 トロント時間20:55定刻どおり到着。迎えに来てくれていた現地ツーリストの車(ワゴン車)陸路ナ
イアガラ・フォールズへ。車で高速道路を飛ばして約2時間。夜だから景色を堪能することは出来な
かった。しかし沿道には見慣れた「TOYOTA」「NISSAN」
「McDonald」の看板が。乗客は我々夫婦の2名のみ。
 現地時間で23:00頃ホテルに到着。簡単な注意の後部屋へ。部屋からライトアップされた滝を見
て、「凄いなー」の一言。オクサンは数年前にNYに来たときに立ち寄ったとかで一寸懐かしそうだっ
た。
 時差の関係もあるから日本には電話も出来ず。とりあえず荷物を置いた後ホテルの周りをぐるりと
1周。隣のカジノに行ったがラスベガスとつい比較してしまい、「こんな感じかー」。旅の初日で財布
の紐も固くなる。
 30分で早々に退散。長い1日にピリオドを打った。実質2日間、時差ぼけなし。

搭乗する飛行機。雨の関空。
搭乗開始は17:10からの案内板(左下)

離陸後の機内の案内

椅子をベットにしてくつろぐおじさん。

トロントまでの便AC1144の案内表示 

バンクーバー空港の待合室から

トロントに向かう機内




トップへ
戻る
次へ




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送