ｽｶｲﾄﾚｲﾝ。このあたりは地下を走っているが殆どの区間
（隣のｽﾀｼﾞｱﾑ以降)が高架軌道。
|
今日も９時に起床。天気は雨。昨日のパンを食べた。
グランビル駅でスカイトレインの「DAY PASS」を買った。ウオーターフロント駅まで行って、シーバ
スでノースバンクーバーの玄関口 ロンズデール・キーへ。
シーバスからはノースバンクーバーの坂道が見えた。写真で見たサンフランシスコみたいに思え
た。オクサンに聞いたら、サンフランシスコのイメージだって。
駅側の船を模ったローンズデール・キー・マーケットに行った。グランビルアイランドに比べるとこち
らのほうが小規模。それでも、あらゆる食材が所狭しと並んでいた。時間も早かったから買い物客も
余りいなくて活気は無かった。市場の正面にはデッキが有って、ダウンタウンが海越しに見える。
一休みをしたあと再びシーバスに乗りウオーターフロント駅に。ここからスカイトレインの終点まで
行く事に。終点のキングジョージまで約４０分。
偶然とは思うけど、終点に近づくにつれ白人が減って、東洋系が増えてきた。気のせいとは思う
けど段々裕福で無いような人たちが増えてきた。だだ、車窓から見える家はマンションから一戸建
てが増えてきた。
とりあえず終点まで行ったけど駅の周りには目ぼしいものは無かった。早々に退散。
メトロタウン駅まで行きメトロタウン・センターへ。このショッピングモールはＢ．Ｃ州最大のショッピ
ングモールだけあって大きかった。日本でもおなじみのＣＤショップ、ブティック、スポーツ用品店、フ
ァーストフード、スーパーマーケット何でも有った。時間をつぶすには十分だった。資料によれば店
は４５０軒、映画館１２、レストラン７５軒。いかに大きいかわかってもらえると思う。
スーパーに行った。安い、日本と比較したら安い。日本だったら業務用サイズ程の量のものが通
常売られている。量が多いから割安感もある。
ここでお土産用のメープルシロップの瓶詰めを買った。シロップのグレードは低かったが一般的に
お土産物用と比べたら安いし得だと思う。今晩の夕食も忘れずに購入した。
今度はメイン駅で途中下車、大陸横断鉄道のパシフィック・セントラル・ステーションへ行った。駅
の前は芝を張った公園になっている。中に入りチケット売り場を見た。日本語の案内が出ていた。
日本人の利用が多いんだろうな〜。
荷物もあるので一旦ホテルに帰った。
再び街に出た。集合場所に使われたＤＦＳの回りは日本人相手の店（土産物屋、レストラン）が集
中している。そこで有名な「ＯＫショップ」に行った。
お土産って文化だなあと思った。ナイアガラ、バンフ、バンクーバーと色々なお土産物屋に入った
けど、義理で買うお土産を買おうと思うと、日本人の集まる土産物屋にしかそういう商品はない。
（よくあるでしょ？小銭入れで１１個まとめてＣ＄１２-とかって言うようなやつ。）
お土産若干を買い込みホテルに戻った。
あちこちで記念品とばかりにお土産（ほとんどが自分たちの分）を買ったり、結婚式のアルバムや
ビデオ（式の次の日にはホテルに届いていた）で荷物が思いのほか増えていた。仕方が無いから
鞄を買う事にした。幸い近所に「ベイ」（デパート）という強い味方がいる。
オクサンと二人ベイに行ってスポーツバックを買った。「Ｔｏｇ」聞いた事の無いブランドだけど丈夫
でポケットも多く機能的だった。現金が不足していたからクレジットカードで決済。
一旦ホテルに帰った。再びスカイトレインに乗ってロンズデール・キーへ。雨の中だけどダウンタウ
ンの夜景を見た。オクサンとは夜景を見に大阪の北港に行ったけど、ふとそのときの事を思い出し
た。
「カナダも今晩で最後だな〜」と、思うと、妙に感傷的になった。
ウオーターフロントまで戻り「ギャスタウン」へ歩いていった。雨も降っていて暗かったからオクサン
「怖い」とかいって嫌がっていた。
立ち並ぶ店を見るとファミリーレストンが有り多くの家族連れが食事をしていた。何か表が暗い分
店の中の雰囲気はほのぼのと暖かく見えた。（マッチ売りの少女の気分）
三度、スカイトレインに乗りホテルに帰った。
ホテルに帰り、ポーチから外を眺めた。ホテルの周りはオフィスビルで明かりのついたオフィスで
は仕事をしているビジネスマンが見えた。その景色は日本も変わらないと思った。夢のようなこの
旅行も今晩で最後。明日には日本に帰り「来週月曜からは仕事だな〜。」と、思った。
遠くでパトカーのサイレンが「ピユーッ」と何かの叫び声のように聞こえた。
部屋に入るとオクサンが洗面所で別れを告げるようにコップに生けたブーケに使った花を眺めてい
た。
そして、最後の観光日は終わっていった。
|
