2001 Canada 旅日記

2001年10月24日


スカイトレインの自動券売機
 朝9時に起床した。表を見ると雨が降っていた。午後2時からツアーの市内観光。集合はバンクー
バー初日に集合予定だったホテルバンクーバーの近所のDFS。集合時間まで時間が有るとはい
え、遠出も出来ないと判断。ウオーター・フロントのあたりを散策する事にした。
 遅い朝食を買いにパシフィック・センターへ。パシフィックセンターのフードコーナーへ行ったが他も
探す事に。フードコーナーとは反対側はロンドンドラックからデパートのベイにつながっていた。ベイ
の地下の食品売り場で寿司を買った。食品コーナーにもテーブルがあって食事が出来るようになっ
ていた。日本の寿司と変わらなかった。
 食事の後、上の売り場をウインドーショッピング。「日本より若干安いかなー」但し気をつけないと
いけないのは税金が値段の1割は付くから出て行くお金は同じ?かな。
 スカイトレインでウオーターフロント駅へ。スカイトレインのチケットは90分間有効になる。実際は
良くわからないが90分間乗り放題と解釈した。ウオーターフロント駅とベイの下のグランビル駅は2
駅だけど実際はスカイトレインが大きく曲がっていて2ブロック隣になる、歩いても10分掛からない
距離。そうとは知らずにスカイトレインを利用。
 自動券売機は日本と違い求めるチケットを指定してからお金を入れる。ちょっとまごついたけど券
売機に買い方が丁寧に解説してあった。
 ウオーターフロント駅からギャス・タウンへの道には民芸品を扱った店が並んでいた。
緩やかな坂を下ると「蒸気時計」が濛々と蒸気を吹き上げていた。良く見ると時計は止まっていた。
後で聞いた話では実は電気時計。蒸気は時報の音源に使用している。さらに驚きはこの時計は個
人の所有物(時計の向かいの店主所有)。観光名所になっているのに自治体や観光協会から時計
を維持する補助金が出ていない。所有者はその辺に対する不満もあって現在動かなくなっている
時計を修理しない事で徹底交戦中!との事。
 集合場所のDFSまでスカイトレインと歩きで行った。ガイドさんがいた。ベレー帽にトレンチコート
顔は純日本といういでたちの一寸変わった感じの人だった。
 我々の他は奈良からやってきた新婚さんだった。結局4人の客だった。
 コースはキャピラノ大橋→グランビルアイランド(ビール工場見学)→ミニフェリー(サイエンスワー
ルド前)→ギャスタウンを通ってホテル。というコースだった。
 キャピラノ大橋は吊橋で橋の中央が大きく撓んでいる。橋の中央から下を見ると流石に恐怖感が
起きる。谷から橋までの高さは70mというから、あのナイアガラの崖より高い事になる。
 橋の入り口は公園になっている。橋の傍らには交易所と称して先住民の民芸品を扱った店があっ
た。ここの工房はガラス張りになっていて製作風景を見学する事が出来る。
 ここで「ドリームキャッチャー」を買った。店員のおばさん(日系人?日本人?)が話しかけてきて、
「ドリーム・キャッチャーは蜘蛛の巣を模ったもので入り口にぶら下げといて、悪い運気を引っ掛け
て、幸運だけを通すものなんです。最近は キムタク がドラマで使っていたから、修学旅行の高校
生には派手で綺麗な物が流行っているけど本物はシンプルなやつなんですよ。」
「キムタク」「高校の修学旅行」遠くの俗世が急に近づき嫌な気になった。
 ガイドさんの運転する車でトーテムポール・パークへ。公園は以外にもすいていた。ガイドさんに聞
いたら、
「確かに今のバンクーバーは観光シーズンで言えばオフ。天気悪いでしょ?昨日結婚式で晴れたっ
て言うのは奇跡よ!今の季節に晴れなんてまず無い。オフシーズンだから本当だったら、修学旅行
で稼ぐ季節なのよね。でも例のテロで商売上がったり!しょうがないけどね・・・・」
だって。
 トーテムポール・パークからは港越しにバンクーバーのダウンタウンが見えた。
 海の上には何故かガソリンスタンドがあった。良く見たら飛行艇が離水していた。この飛行艇は観
光の他通勤にも使われている。どこか山の中の湖を定期運行しているとの事。
 スタンレー・パークを1周してグランビル・アイランドへ。途中何故か海の中に人魚の銅像が。人魚
って此処だっけ?と思っていたらガイドさん
「ハイ皆さんは コペンハーゲンに行く必要ありませんね。バンクーバーで見たら十分。冬は寒いか
らみんなが銅像に服を着せますよ。」(実際は人魚では無く水着を着た少女)
 ダウン・タウンを抜けてグランビルアイランドへ。横浜あたりで昔の倉庫を開放して再開発と称して
おしゃれなレストランやショップを誘致しているのと同じ。昔の倉庫や工場を改造し巨大な市場にし
ている。市場には生鮮食料品、魚、野菜、果物。ファーストフードにベーカリーまであった。
 まずはビール工場(実際の工場はもっと郊外にある。ここはあくまでもデモだけ)でビールの作り
方をビール会社の人に説明してもらった。全て英語で全然理解できなかった。
 説明が終わりビールの試飲をした。数種類のビールを飲んだ。
 一緒に説明を聞いたグループの中に、世界の料理を食べ歩いているという料理人の2人組みが
いた。ビールを飲んでいると向こうから話し掛けてきた。
 出身はどこかと聞かれたから大阪から来たといった。向こうは広島を半年前に出発してこれから
オーストラリアを回って日本に帰ると言っていた。
「呉の広に行ったことがありますね。」といったら、二人の顔が急にゆがんで
「その広から来たんですよ。まさか此処で広の地名を聞くとは思わなかった。なんか、里心がついち
ゃうなあ〜」
 この市場には食材が豊富にあるだろうと思いやってきた。食べ物は地元での料理方法がその素
材を生かした一番おいしい食べ方や調理をしているはずだからそれを実地で体験するために日本
の店を閉めて武者修行に出たと言っていた。
「なんて、素晴らしい考え方だろう。」
と感動した。二人の成功を祈りつつ分かれた。
 オクサンと市場で今晩の夕食と明日の朝食のパンを買った。昼食を食べていなかったからホット
パイを買った。ファーストフードとは思えない美味しさだった。
 その後フォールズ・クリーク・フェリー(10人乗り程度の小さな船)でサイエンス・ワールド(スカイト
レイン、メイン駅)まで行った。フェリーは同じツアーの新婚さんと一緒だった。
 二人とも大人しそうで感じが良かった。オクサンは色々と話していた。フェリーは30分ぐらい乗船
した。着くころはビールと寒さのせいで小便がしたくてしょうがなっかた。恥を忍んで影で立小便。そ
うしたら一緒にいたダンナサンも一緒に、離れていたけど連れション。ガイドさんの話では
「シンガポールじゃないからねえ。みんなその辺で用を足しているよ。」
 車はチャイナタウン、旧日本人街(戦前まで日本人街が有った。)、ギャスタウンを回ってホテル
へ。
 ガイドさん変わった感じだったけど、上手なガイドで楽しいツアーになった。
 おかずを買いにホテル近所のセブンイレブンに行った。品揃えは日本の方が豊富だと思う。お弁
当や、調理したパンは殆ど無かったように思う。
 街は思っている程明るくない(照明の問題)。「大都会の割には暗いな〜。」派手なネオンも殆ど
無い。回転寿司やインターネット・カフェーが目に付いた。
 明日はカナダ最後の日。充実した日にしたいと思いながら就寝。
この日だったかどうか忘れたがテレビで「X-FAIL」をやっていた。

スカイトレインのDAY PASS
市営の交通機関(スカイトレイン、市バス、水上バス)乗り放題。

ウオータフロント駅

スチーム時計、実は電気時計。

キャピラノ吊橋 全長137m、高さは70m。

スタンレーパーク内のトーテムポール・パーク

ライオンズゲートブリッジ。上の信号に注目。
時間によってセンターラインを変更する。

グランビル・アイランド・パブリック・マーケット




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