2004 Canadaオーロラ観賞・冬のナイアガラ旅日記

2004年12月25日
第1日目

天候不順で延着。
出発も1時間25分遅れ。
 今回は年末の休暇を一足先にとり8日間の日程でオーロラ観賞と冬のナイアガラを見る旅 を計画した。仕事がずっとバタバタしていたため仕事のやりくりがつかなくなるのではと、出 発する前日金曜日まで気が気でなかった。しかし、待ちに待った出発の日は無事やってき た。海外旅行では通例になっている早めの出発、11:30頃JR加島駅より地下鉄を乗り継ぎ 南海難波よりラピートで関西国際空港に向かった。やっぱり特急の方が旅気分になれる。 14:00頃には関空に到着し旅行会社のカウンターに顔を出した。出発が18:15の飛行機で 集合時間は16:30。未だ受付と言うわけには行かなかったが荷物を預かってもらった。カウ ンターの女性が
「カナダからの便が遅れてて、こちらから出発する便も遅れそうです。その後のバンクーバー からの便も乗り継ぎの調整で席が取れるかどうか・・・?また何かありましたら携帯に電話し ますので、お時間になったらもう一度カウンターに来てください。」と、言った。
搭乗時間まで時間も有るので楽天的に考えた。オクサンはこの時期なので天候の問題で飛 行機の運行が時間が乱れるのは覚悟をしていた様だった。
 若干の不安を抱えて昼食を取り時間つぶしをしたが今回のように不安要素が有るとついつ いセッカチになりがち、カウンターに行き
「忙しいとこすいませーん!どうでしょうか?」
「すいません。まだハッキリしていません。バンクーバーでのコネクションを調整しています」
バンクーバーまでしか行けないと、言う事はイエローナイフ滞在が短くなる、そしてオーロラを 見る時間が少なくなる。(この頃の私はイエローナイフに行けばオーロラは当然のように見え ると思っていた)。
「せっかく休みを取っているのに!」と思った。
オクサン
「最悪バンクーバー1泊?クリスマスのバンクーバーもいいかもね。」
と、冷静に切り返してきた。何か不思議と反発したくなり
「そーいう訳に行かないだろー。せっかく休みを取ったのにー」
と言ってしまった。本心は別にバンクーバー1泊でも良かった。
 その後集合時間を過ぎても連絡が無いので三度カウンターへ。やはりバンクーバーから先 の便が段取りつかないとの事。エドモントンから先が違う会社になるため話が一度で済まな いらしい。バンクーバーまでの航空券を受け取りチェックインした。年末休暇の一足先というこ ともあり空いていた。あっという間に手続を済ませ搭乗口へ。出発時間の表示が19:40にな っていた。この前の新婚旅行のときも飛行機遅れたけど今回も遅れた。1時間ぐらい待った 頃だろうか、館内アナウンスで搭乗口カウンターに来るように呼び出された。結局はすべて の便の段取りがつきイエローナイフに日付で言えば今日中に到着できる事になった。バンク ーバーとエドモントンはビジネスクラスに座ることに。本心はそこでなく太平洋の方で気を使っ て欲しかったが・・・・。
 まあ相当ひやひやしたが結局は予定通りの到着が可能になった。
 もう4度目の太平洋横断で少しは慣れたが変なところで目が覚めてしまい退屈な思いをし た。
 バンクーバに着いた。延着するぐらいだから大雪なのかと思ったがバンクーバーは雨だっ た。飛行機は遅れを大して取り戻せなかった。国内線搭乗口へ。時間になっても搭乗口に係 員が現れないため不審に思い案内板を見たら既に搭乗手続きを始めている隣の搭乗口に変 っていた。 オクサンに知らせて搭乗、何とか無事エドモントンへ。
 エドモントンでのコネクションはハッキリ言って時間が無いのに等しい、空港の大きさもわか らないしエアカナダとファーストエアーの搭乗口までどれ程の距離なのか解らないと言う不安 がある。
 飛行機を降り搭乗口を出ると旅行会社の係員の人が「あっちです、走ってください!」と言 われて走ったが、ファーストエアーの搭乗口は直ぐにあった、そんなに大きな空港ではなっか た。チェックインを済ませ飛行機に搭乗。ところが飛行機はひんやりとしていた。客は誰も搭 乗していなかった。オクサンと顔を見合わせ「なんだ、そんなにあわてなくても良かったん だ!」
 オクサンと席に着こうとしたら飛行機の後方からコロコロした女の子(まるでスキー場のリフ トの係員みたいな格好をした女の子)がニコニコしながらやって来た。聞けば「ファーストエア ーにようこそ!」と言うような事を言っているようだった。?なんだ航空会社の社員なんだ。と 思いながら荷物を棚にしまっていると我々の一つ前の席でこっちを見ながらにこにこしてい る。しばらくすると「イエローナイフにはオーロラを見に行くのか?」とか「日本からやってきた のか?」とかしきりに話し掛けてきた。そして挙句の果てには「日本の歌を歌える」と言うとい きなり「サッポロ、サッポロ、サッポロ、サッポロイチバン!」いきなりサッポロ一番のコマーシ ャルの歌を歌いだした私はあっけん取られてしまった。オクサンが「TV CM?」と聞くと嬉し そうにうなずいていた。棚に荷物を入れているときに思ったがいろんなもの(何故か酸素ボン ベ、毛布、放送器具等)が棚に入れてありこっちの荷物が大して積み込めない。内装も良く 見るとアチコチ剥がれたりしていた。運行上問題は無いのだろうがなんか不安と言うより不 満が・・・・。その女の子ブランケットを持ってきてくれた。しばらくすると奥から同じリフトの係 員の様な女の子がやって来た、そこで初めて解ったのだがこの女の子はスチワーデスさん だった。誰がどう見てもスチワーデスには見えない。服装もそうだけど雰囲気も普通のOLさ んみたいだった。このファーストエアだが飛行中に操縦席のドアが開かれる。ハイジャック防 止で操縦席のドアが飛行中に開く事は無いと聞いていたが・・・・・。至る処でフランクな印象 を受けた。
 上空から見たイエローナイフはナトリウム灯ばかり。それが何か寒さと言うか寂しさを誘っ た。飛行機から下ろされた階段を下りて空港ターミナルへ。ランプは凍っていた。ターンテー ブルの処で荷物を待ったが私のトランクだけ何時までたっても出てこなかった。じきコンベア が止まってしまった。「あれ?」人間は無事ついたが荷物が着かなかった。私のほかにも荷 物が遅れた人が数人いた。結局は1時間後に到着した別会社の別便で荷物は到着した。日 本で他の人のHPで情報を収集しているとき荷物が次に日の便で着いたと言う下りを思い出 し自分がまさかそういう思いをするとは思わなかった。
 みんなの待つバス(黄色いスクールバス)に向かった。やはり想像通り外は寒かった。バス は順番にみんなのホテルを回って行った。窓が曇っているため外はほとんど見えなかった。 クリスマス休暇で街は静まり返っていた。宿泊先ノーザン・ライト・モーテルで下車。現地時 間20:00ようやく到着した。しかし30分後にはオーロラ観賞に行くバスが迎えに来るとの 事。借りた防寒具に身を包みカメラをセットして出発準備をした。


  オーロラ観賞1日目

 バスは時間どおり20:30頃やって来た。「イエローナイフイン」「エクスプローラー」等のホテ ルを回って満員になったバスはオーロラヴィレッジ(旅行会社が所有するオーロラを観賞する 施設)に向かった。着くとガイドさんが「あっ!薄っすらとオーロラが見えますね〜」空を見ると 薄っすらとエメラルドグリーンの筋が黒い空に走っていた。みんな気が気でなくなりそわそわ しはじめた。まずはティーピーと呼ばれるテントの中で一通りの説明や集合時間の確認があ った。その後観賞用コタツに向かいカメラをセットした。FRPで出来たコタツの本体は椅子の 部分に穴が開いていてそこから暖かい空気が出てくる。なかなか快適なものであった。
しかしいざ観賞となるとオーロラは見えなくなってしまった。その後も薄っすらとは見えたが写 真撮影が出来るほどでもなくオクサンと2人カリカリしていた。そのうち月明かりに反射する 雲がオーロラに見える始末。23:00頃軽食でティーピーに集合。暖かいカリブの肉の入った スープ。寒く冷えた体に暖かいスープは応える。本当に美味しいスープだった。外が寒すぎ るだけに(この日はマイナス20度であったと思うが)薪ストーブで暖められたティーピーの中 は暖かかった。すっかり元気を取り戻しオクサンと二人暗がりの中をコタツまで戻った。しか しこの日はこれ以上オーロラを拝む事が出来なかった。
 1:30ごろモーテルに戻りオクサンと今日の反省や一寸腹ごしらえして冷えた体を温めて3: 30頃就寝した。本当にバタバタした長い12月25日であった。明日こそ本格的なオーロラを 見るぞ!と念じた。

バンクーバーは雨だった

エドモントン空港。
外は見るからに寒い!って感じ。

着陸直前に撮影した
イエーローナイフの街
ナトリウム灯が印象的だった。

イエローナイフ空港の建物。
ボーディングデッキは無い。
飛行機から階段を下ろして乗り降りする。

イエローナイフ空港ターンテーブル。
白熊は有名だが
壁のところに道しるべの写真がある。

コタツでの観賞。
コタツは360度手動で回転できる。
傍らのカメラは防寒用のカイロをフリースで
巻きつけてある。





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