2001 Canada 旅日記

2001年10月19日


沿道のトイザラス
 感動の連続だったナイアガラもいよいよ出発の日。
何故かいつもどおり6時半に起床。オクサンはまだ寝ていた。昨夜相当歩かせてしまったから疲れ
ているのか?
 窓から滝を見た。朝焼けの中の景色は素晴らしかった。一人着替えて散歩へ。ひんやりとした寒
かったが何故か気持ちのいい朝だった。ホテルの周りをぐるりと1回り。すれ違う人がみな「Morni
ng!」こっちも「Morning!」やはり世界的な観光地ということなんだろう。さらに清々しい気分にな
った。朝食を買おうと市内をまわったが開いている店を見つけることは出来なかった。8時には出発
だから早々に散歩を切り上げてホテルへ。1階のスターバックスでパンとコーヒーとフルーツを買い
込んで部屋に戻った。オクサンは起きていて既に着替え終わっていた。
 朝食を済ませて荷造り。このホテルは荷物を廊下に出しておかなければならない。スーツケース
を廊下に出して部屋の中で集合時間まで待った。
 定刻どおり8時半にバス(大型ワゴンタイプ)でトロントへ出発。ナイアガラへ向かうときは夜であっ
た為景色を楽しむことは出来なかった。しかし今度は朝出発のため景色を見ることが出来た。高速
道路沿道には、トイザラス、マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン。トヨタに日産、スズキまで。日
本でもおなじみの看板ばかりが目立った。
 車窓右手は滝の下流となるオンタリオ湖が見えていた。ほんとに大きな湖で対岸が見えない。

 搭乗手続を無事に済ませセキュリティーチェックも無事に通過し。定刻どおり12時にAC3119便で
カルガリーへ離陸。途中地面のえぐれたところ、川の水に侵食されたと思われる地形があった。大
きなクレータにも見えるし。地球のしわを見た気分だった。
 2時間のフライトでカルガリー到着。空港はきれいだった。ロッキーの玄関口にふさわしい立派な
空港だった。
  3時間程かけてバスでバンフそしてレイク・ルイーズに移動した。カルガリーの郊外でかつて行
われたカルガリーオリンピックのスキージャンプ台を見た。てっきり山の中にあるものと思い込んで
いたため、街外れの小高い丘にそびえたつジャンプ台は意外だった。
 この3時間のうち30分がカルガリー市街、1時間半が平原の中、最後の1時間がロッキーの山並
みを見ながらのものとなる。
 カルガリーは人口100万、天然資源に恵まれている。ガス、電気は安いとのこと。
 郊外の平原はインデアン居留地でここではインデアンの生活が政府によって保証されているとの
事。さらに言えばこの居留地内では石油が採掘されていて、インデアンにはこの採掘に関する収入
があり、多くの人が特に職を持たなくても生活できているとの事。話を聞いて嫉ましくなった。
 カルガリーを出発したときは曇りであった天候もロッキーの山並みが見えるころは雨になってい
た。「せっかくの景色が・・・・」それでも雲の切れ目から見えるロッキーの山並みを食い入るように
見た。
 途中に料金所のようなものがあった。これよりバンフ国立公園に入るためここで入場料を払わな
ければならない。しかし我々のバスは素通りした。聞けばJTBのバスということが知られており、明
らかに事前に旅行会社が配布した入場券を持っている観光客を乗せているのが明白なため、素通
りになるとのこと。これは翌日もそうであった。但しガイドさんからは「絶対に国立公園の入場券は
失くさないでください。提示を求められたら必ず券を見せてください。券が無かったら罰金を取られま
す!」と注意があった。政府とJTBの信頼関係も有るとか言っていたけど?
 その後国立公園内での注意があった。「動物に餌を与えるな。」「草花を採取するな。」「石を持っ
て帰るな。」と初歩的なことばかりで有ったけど守れない人が結構いるとか。
 バンフに入るころは日もさしてきた。しかし曇り以上に天気は回復しなかった。サルファーマウンテ
ンの「リムロックリゾート・ホテル」で一組のカップル(新婚さんみたい)を降ろしバスは「レイク・ルイ
ーズ」へ。
 大陸横断鉄道を敷設するときに測量隊が先住民に教えられて発見した湖。その発見の経緯を聞
き何かロマンチックな気分になった。水が綺麗なエメラルドグリーンで当初は「エメラルドレイク」と名
付けたとか。頭の中はガイドフックに掲載されている写真のイメージで一杯になった。
 あいにくの曇り空、天気が悪いから日没から暗くなるまで早かった。こういう時って妙に寂しい気
持ちになる。
 部屋は最上階の湖の見えるこじんまりとした部屋だった。窓から湖を見るとあいにくの天候と暗さ
で湖面がエメラルドグリーンではなかった。ワイン色をしていた。
 部屋を見回したら手紙の添えてあるシャンパンが置いてあった。「結婚おめでとう!」だって。ツア
ーのオプションには無かったからホテルの粋な計らい?だったのかなあ?それともいつもの事?式
には客を呼んでいないから手紙とはいえ他人に祝福してもらえたことと、ホテルからの手紙というこ
とでVIPになったみたいで、結構嬉しかった。

 夕食はツアーに入っていないからホテルの売店?でサンドイッチを購入。売店とはいえレストラン
の厨房で作っているからおいしかった。サラダやフルーツも新鮮でおいしかった。
サンドイッチを買いに行くついでにホテルの中を散策した。1階にはおみやげ物屋をはじめブランド
品を扱う店等が有った。店によっては日本人が店員をしていて「いらっしゃいませ〜」だって。クリス
マスグッズを扱った店が有ってオクサンはそこでツリーの飾りを買っていた。クリスマスツリーが大
好きだから無理も無いけど。因みに当時の我が家は1kだった。
ホテル内は一通りまわり探検も終了させようとしたがせっかくだからということで表の湖へ。やっぱ
り寒かった。5分もしたところで回れ右。
 部屋に戻りもらったシャンパンとサンドイッチで「乾杯!」この日は早々に、現地時間の23時には
就寝した。
 明日は待ちに待ったロッキーツアーだ!

オンタリオ湖

飛行機から見えた地球のしわ

カルガリー行きAC3119便の出発案内 

カルガリー市街を望む

ハイウエイから見た景色

国立公園ゲート

ホテルからの手紙の入っていた封筒の宛名 




トップへ
戻る
前へ
次へ




SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送