2001 Canada 旅日記

2001年10月22日


カスケードマウンテンとバンフスプリングスホテル
 バンフ、ロッキーとの別れの朝がやってきた。
 飛行機はカルガリー12:00発。朝5:30頃起床して6:30頃朝食。初日のディナーを食べたレストラン
だった。窓際の席に案内された。外は未だ暗かった。日の出は8:30頃日の出まで2時間もある。そ
れでも数組の人たちが食事をしていた。
 昨日、朝から食べ過ぎて苦しい思いをしたから、二人とも腹八分目に。食事が終わった後静まり
返ったホテルの中を散歩。2泊では回りきれない程広いホテルに名残り惜しむように。全体的に濃
いマホガニー色と深いワインレット、柱や壁、調度品のかもし出すレトロな雰囲気は本当に印象に
残る。
 集合は7:00といわれていたがお迎えの到着が遅れ7:30頃の出発になった。外は雨が降ってい
た。来た時も雨が降っていたが・・・
 1時間も走ったら夜があけた。その場所に達すると天気は晴天だった。ロッキーの山々は朝焼け
に照らされて雪が赤く燃えているように光っていた。
 朝焼けのロッキーの感動に浸っていたら。急に霧になった。カルガリー市内まで結局霧で景色が
見えなくなってしまった。
 カルガリー郊外には行きにも見たがジャンプ台がそびえたっている。小高い丘の上にそびえ立つ
ジャンプ台は立派に見えるが霧でハッキリと見えなかったのが残念。
 空港に到着。霧で飛行機の運航に影響でも出るかと思ったが定刻どおり運行していた。バンフか
らのバスで一緒だった夫婦(50代前半)、バンフの娘さんのところに一人で来たおばさん達と一緒
だった。おばさんは一人でカナダに来てしまうくらいだからパワフルだった。夫婦のおばさんの方と
盛んにしゃべっていた。私も少し話したけど感じのいい人だったが、今となっては何を話したのか覚
えていない。一人で来たおばさんは成田に帰るとの事で空港で別れた。われら夫婦と50代の夫婦
と一緒にエアカナダAC185便でバンクーバーへ。
 この旅の最大のイベント「結婚式」をしに最後の訪問地に向け「TAKE OFF」
 離陸してしばらくすると眼下は雲海が見えた。雲が太陽光に反射してきれいだった。
「上からロッキーの山並みを見たいなぁ」と思っていたら、雲が切れロッキーの山並みが一杯に見え
てきた。
11:00出発の飛行機という事もありまたまた機内での食事。この旅は移動が多かったせいか機
内食が多かったなあ〜。
 バンフから一緒になった夫婦はわれらの後ろの席に居た。我々の前の席に地元の若者と思われ
る3人組(アベックとその男友達)がいた。離陸後しばらくしたらそのアベックいきなりチチクレ始め
た。
30分もしたら急に大人しくなりアベックの男の方が
「Oh my god」
乗り物酔いをしたみたい。急に静かになりその後は快適な空の旅をエンジョイできた。
 11:23飛行機は雨のバンクーバーに到着した。カルガリーとバンクーバー間には時差がある。フ
ライト時間は23分では無い。
 到着後 JTBのバンクーバー支店(ホテルバンクーバーの中)でバンクーバー滞在時の説明と注
意を受けた。取立て気を付けなければいけない様な注意は無かった。
 ホテルの前のDFSに移動。我々は式の打ち合わせの為、ウエディング会社迎えの車で店に。
 打ち合わせに行くや「今日は打ち合わせ5時ぐらいになりますから・・・・」
15:00からの市内観光はキャンセルをした。
 服を選んだり、オプション(オルガンの演奏、ソリストを依頼。他にはリングボーイというのも有った
が・・・)演奏はプロとの事なので即依頼した。リングボーイも一応プロらしいが頼まなかった。その
他、写真のネガを買うかとか、ビデオの撮影はホテルを出るところからにするのかとかいろいろと有
った。その辺まで来るとハッキリ言って即答を求められても困ってしまう。面倒になったから相手の
顔を見ながら適当にハイ、ハイ、イイエを連発した。
 衣装の選定。男の私は適当に「ああ、これでいいですね。ああ、そうしましょう」
服を着て「ハイ、OKです。」と流していたら。「じゃあ明日は着替えてお待ちになっていてください。」
と、相手が言った。「何?こんなバーテンみたいな服初めてだよ!自分で着れる訳ねーだろ!」と
心で叫んだ。心配しなくても会社の人が服の着方を改めて教えてくれた。
 向こうでオクサンは白いウエディングドレスを着ていた。何か妙に嬉しそうだった。そこでティアラを
付けるか花を付けるかとかティアラは「本物か」「模造かとか」いろいろ決めていた。5m程後ろで
「大変だなぁ」と蚊帳の外で傍観していたら、会社の人に「ご主人」と呼ばれた。自分に「ご主人」な
んて自覚が無いから直ぐに反応できなかった。2回呼ばれて「俺か?」。「ティアラにするけど、本物
があるんだ。」とオクサン。「本物?偽物って有るの?」と私。「偽物でなく模造品です。輝きがぜん
ぜん違いますよ!」と会社の人。「へええ。」と他人事の反応していたら、今決めろって。そんな時
の返事って結構困る。結局「本物」にしたのだけど。
 衣装も決まり、トランクに衣装や小物を入れホテルへ。「ティアラは明日担当がホテルにお持ちし
ます。」と。結局終了は本当に5時になっていた。そのときは雨も上がり青空が見えていた。
 今晩から泊まるホテルは「メトロポリタンホテル」。かつてここのホテルの料理長が「料理の鉄人」
に出演し一世を風靡したとか。この料理長はTV出演後引き抜きに合い現在はホテルには居ない。
こじんまりとしているが格式のある都会的なホテルだった。 
 チェックインをしたらフロントの人に封筒を渡された。
 部屋は都会的な感じの広くて清潔なものだった。それまでのホテルが格式と歴史を感じるもので
あっただけに現実の世界に帰ってきたみたいで、かえって落ち着いた。
 封筒の中には会社のみんなからの「結婚おめでとう」の寄せ書きがFAXで届いていた。せっかく
夢の世界に居るのに現実に引き戻されたみたいで嫌だったけど。反面嬉しい気持ちも有った。
 ここで事件発生!衣装を並べたり、外を眺めていたりしたら。スチームハンマーの音がした 後、
「シュー」スチームの流れる音がした。その後お決まりの水の流れる音が。オクサン「なんか、水の
漏れる音がしない?」 私は「そういうものだよ!」といった。オクサンは「雨漏りかと思った!」。私
はフト思った。「あれ?これ、明らかに配管内部を流れる音じゃないな?」。
 天井を見上げたら天井のハッチから水が落ちている。「あああ。漏水だー。」
あわててオクサンにウエディングドレスをしまうように言って。フロントに電話した。
 「HELLO!」「しまった!英語だ。さっぱり解らん。」勢い良く電話をしたがこのホテルには日本語
の解るスタッフが居ないのを忘れていた。「雨漏り」の単語がわからず、雨漏りで大騒ぎというより、
言葉の通じないので大騒ぎ。最後に相手が「ふうう〜」と、大きな溜息。「あんた、マイケル・ジャク
ソンか?」それでもクロークが直ぐに来てくれ荷物を持ちながら「チェンジ?」「部屋を替えるから荷
物を持ってついてきて」 難を逃れて二つ隣の部屋に移動した。
 ひと段落して買い物に。明日の式に備えて、黒い靴下やディップを買いにロブソン通りへ。ロンドン
ドラックを見つけた。その他「DVC」テープも買ったのだけどテープは鍵のかかったガラスケースに
入っていた。こっちでは未だ高級品みたい。確かに日本より一寸高かった。
 ロブソン通りはオープンカフェーをはじめ色々な店が軒を連ね、賑やかだった。若者の集まる繁華
街。竹下通りやアメリカ村といった雰囲気では無い。もうちょっと落ち着いている。夕方のこの寒さで
もバンクーバーの人々はオープンカフェーの屋外で悠然とコーヒーを飲んでいたのはびっくり。この
寒さの中、良く平気だなあ〜。
 ホテルまでの帰り道でマクドナルドで夕飯を買って帰った。ホテルは市の中心部にあり周りには
セブンイレブン、スターバックス等があちこちにあり食べるのには困る事がないと解ると人間安心す
るもの。
 食事の後明日に備えて早めに寝た。
「今日も、いろいろ有ったなあ。明日大丈夫かなあ〜」と思いながら寝た。

バンフスプリングスホテルのロビー

朝焼けの山

ハイウエイから見た朝焼けの山

カルガリ空港離陸便案内板

カルガリーからバンクバーへ! 

空から見たロッキー山脈

ホテルの前。真ん中の茶色い建物。




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