2004 Canadaオーロラ観賞・冬のナイアガラ旅日記

2004年12月30日
第6日目

Observation Tawerから見た滝
 あいにく曇り空の朝だった。今日は賑やかなカナダ側を避け静かなアメリカ側に行った。前 回訪問の際にもレインボーブリッジを渡りアメリカ側に行っている。慣れたものだとばかりにレ インボーブリッジへ。先ずカナダ出国。何の問題も無く通過。
 滝を見ながら橋を進む。びっくりしたのは以前は橋の中央部にあった国旗がポールごと無く なっていた。アンカーボルトも切断されていたから何らかの理由で撤去されたようっだた。あ の、青空に翩翻と翻る旗が好きだったのに!と、残念だった。

 写真を撮りながらアメリカ側の入国手続。小屋に入ると、中国(台湾?)の旅行社の団体客 (観光バス1台分。乗用車で通過する時は違うようだかバス等の乗り合いの場合は乗客は 一々降りて通関手続きをする)が列を成していた。
「マジかよ。団体かあ〜」と結構大きい声で言ってしまった。数名がこっちを見たが、「何だ よ」と、ばかりに見返した。(海外では弱気は禁物)暫くすると添乗員が日本語で「ハイ、皆さ んもう少し右よって!」。日本人旅行客も中国(台湾?)の旅行会社使うんだねえ〜。驚いて しまった。
 驚きついでを言えば、前回は小屋の中は長テーブルがあってそこで簡単な尋問があっただ けだが ちゃんとしたカウンターが出来ていて何かぴりぴりムード。なんか尋問も一人当たり の時間が結構長いみたい。

 私の番に、相手の官吏、何を隠そう会社でお世話になった営業部長そっくり。
「世の中似た人間が3人はいるって言うけど、あのオッサンそっくりがこんなとこに居るよ!」 と思った。お世話になったといったが実際はよく怒られたり言い合いをしたり、飲みに連れて 行ってもらったりと、そういう意味で学校の先生のような存在だった。そんな相手だったから 私は本能的に警戒をしていた。「何か言って来る」と思った瞬間、その官吏の顔色が変わっ た。人のパスポートを見ながら騒ぎ出した。営業部長のように。「ホント、怒り方まで似ている よ!」怒っている理由は直ぐにわからなかった。散々わめかれた後、査証の日本語の注意 書きを指さし (前回ナイアガラから入国した際に査証をここで発行してもらっていた。)カナダ (アメリカ以外の国)に入国の時、査証を入国した国の官吏に外してもらいなさいと書いてあ った。私はカナダに再入国していない事に。それでもってカナダから何故かやって来て、その 間日本から東南アジア各国に渡航している。パスポートのハンコを指差して、しばら騒いだあ と オクサンが呼ばれパスポートを眺めると満足そうに
「オクサンはちゃんとアメリカから出国してカナダに戻り日本に行っている。それなのにお前 はこの2年間何処に居た!」
 なんたる厭味!ホントオッサンそっくり!パスポートを取られてしまった。
結局は再度書類を書いて再審査。指紋を確認 (みんなするんだよ!両手の人差し指をたて て、おでこの油をつけてスキャナで指紋押捺) して、はいOK!部長そっくりの官吏に「サン キュー」
「今度は気をつけろよ。良い旅を!」片手を軽く挙げた。最後の挨拶まで部長にそっくり。
 オクサンと2人分の入国手続費12ドル(2人分)を支払って 自由の国 アメリカ入国!

 アメリカ側はカナダ側と違い静かである。落ち着いた雰囲気で冬のナイアガラを楽しめた。 前回訪問時建設中だったタワーの展望デッキ(無料だった)から滝を眺めた。桟橋のようにせ り出しているため違った角度からの滝を見ることが出来る。その後ゴート島まで行って公園を 一回りした。途中でオクサンが携帯電話のカメラで撮影をしているのを見た 人達(白人の 人々、多分アメリカ人?)が電話を高くかざしたオクサンを不思議そうに見ているのが印象的 だった。日本では当たり前の携帯電話のカメラだがまだ向こうでは珍しいものらしい。
 せっかく入国したアメリカ、街を一回りしてレインボーブリッジへ。(橋入り口に大きなショッ ピングモールがあるが休業だった。ハードロックカフェは営業中だった)
 アメリカ側はノーチェックで橋に進入できる。カナダ側の入国審査は2年前とは違いちゃんと したものだった。
 オクサンと「カナダも厳しくなったねえ〜」と言いながらカナダ再入国。橋の袂のDFSでショ ッピングをした後 滝の裏側に向かった。

 今にして思えば飯も食わずよく歩いたな〜。カナダ滝テーブルロックまで行くと滝の水しぶ きで小雨が降っている状態。「Journey behind of Falls」(滝裏側の旅)の看板を頼りに滝 の裏側へ。エレベータで降りコンクリートのトンネルを歩いて滝の裏側へ。物凄い水音と飛 沫。相変わらずの迫力。ツララなど氷の芸術を楽しむ事が出来る。もっと寒いと凍った滝を楽 しむ事が出来るらしい。
 また地上に上がりホテルへ。アメリカ側と違いカナダ側は観光客で込み合っていた。

 ホテルに戻り「プラネット・ハリウッド」で夕食。ステーキを頼んだのだが ありがちな話で、 量が多いのと味付けが濃いのとで全部食べきれずにご馳走様。本来、来るはずのデザート が来なかったというか腹いっぱいで食べる事が出来なかったから放っておいたら オクサン
「食べなくてもいいから 見たかった!なんで持ってくるように文句を言わないんだ!」って  怒られてしまった。

 その後再び カメラと三脚を持って ライトアップした滝の撮影に。人ごみでろくな写真が撮 れなかった。
 
 こうして、今回の旅の全予定終了。ホテルに戻ると私は勝手に睡眠。オクサンは荷造りをし たりで結局寝なかったらしい。

冬休みの霧の乙女号





カナダ側と違いアメリカ側は静か

「Journey behind of Falls」
狭いトンネルに展望デッキが3箇所ある


展望デッキから見たカナダ滝

騎馬警察の制服を着た人形と
ライトアップされたカナダ側国境ゲート





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